『ヒミツ』第12巻 19 Wの悲劇3

2026.04.20 その他

19 Wの悲劇3

筆者は車が大好き。

だから、先回りしてこのタイミングで愛車たちのオイルを交換し、

当面必要な量をストックし、あたらしいタイヤも早めに揃えた。

自動車業界は激震に見舞われるからよ

建築資材の欠品はさらにひどく、在庫をもたない中小事業者は

またしても倒産が増えていくわね。

建築費の高騰も再加速し、家を買うことは先に行くほどむつかしくなる。

「あらゆる要素が悪化の一途」。

何度も言ってるでしょ。

あたらしい時代の特徴よ。

「Wの悲劇」はそこかしこに広がっていくわ。

そのなかには、見えない悲劇も含まれる。

「金融抑圧」って聞いたことあるかしら?

2025年の年間インフレ率は、3.2%だった。

2025年初頭の政策金利は0.25%で、年末に0.75%となった。

仮に年間平均金利が0.5%だったとすると、

昨年の実質金利は-2.7%だったことになる。

預貯金にもインフレ率と同等の金利が付くならイーブンだけど、

実質の政策金利がマイナスの場合、その分だけ国民資産から国庫へ

富が移転したのと同じ効果があるのよ。

つまり、実質的に国民たちは増税されていた、

気づかぬ間に国から収奪されていた、ということ。

覚えているかしら?

2013年、日銀の黒田総裁はいわゆる「異次元緩和」をはじめた。

アベノミクスがはじまった年ね。

政策金利はゼロになり、一時マイナスにまでなったため、

以降、実質的な政策金利はずっとマイナス状態だった。

特にコロナが開け、インフレが本格的にはじまった2022年以降、

国民たちは強烈なインフレに苦しんでいたというのに、

政策金利はずっと低いままなので、

国民たちは「見えない増税」をモーレツに食らっていたことになる。

-2%-4%の金融抑圧がずっとつづいていたの。

あのころから、あなたの暮らしが苦しくなってきたのには、

明確な理由があった。