『ヒミツ』第9巻 36 ライフスタイル 08

2024.05.20 その他

36 ライフスタイル 08

 

 

オキシトシンは、「関係」「承認」「利他」「触れ合い」

などによって分泌される幸せホルモンだった。

 

群れの維持に不可欠なホルモンとして、進化してきたのね。

 

他者との協力を促すよう、DNAにプログラミングされている。

 

「絆ホルモン」と呼ばれる理由よ。

 

 

 

他方、自分自身との協力を促すホルモンもある

 

それが、セロトニン。

 

セロトニンは、日光を浴び、運動をして、動物性たんぱく質を

取ると増えていく。

 

自分の肉体が、物理的に健全であるときに分泌されるの。

 

心は肉体的な健康からモロに影響を受けるので、

「心身の健康」を祝うホルモン、と言ってもいいのかもしれない。

 

 

 

 

いい?

 

この2つのホルモンこそ、幸せのカギなのよ。

 

①心身が健全である(セロトニン)

②他人との関係が健全である(オキシトシン)

 

この2つの基礎条件があってはじめて、幸福の追求が可能になる。

 

 

 

ところが現代社会では、この基礎部分こそがないがしろにされてるの。

 

TVを付けると、気を滅入らせるような悲惨な話ばかり。

 

・・と思えば、番組の合間はみな、消費を煽るコマーシャルがつづく。

 

コマーシャルはね、欲望の喚起装置。

 

あれも欲しい、これも欲しい、流行を追いかけ、

すでに十分あるのに「もっと!もっと!」って、

あなたを急き立てるの。

 

このとき、あなたの脳内ではドーパミンが放出されてる。

 

 

 

幾多の苦労を乗り越えて成功したとき、大きな感動や達成感が得られるでしょ。

 

あれが典型的なドーパミンの効果。

 

興奮、喜び、満足感、多幸感をもたらし、あなたをより意欲的に、

より行動的に、より集中的にさせてくれる。

 

実際、記憶力や分析力、注意力が向上することもわかっており、

ドーパミンに促された人は、次々と成果を手にしていく。

 

 

・・・・でも、ここに落とし穴もある。

 

ドーパミンは、モルヒネの6倍もの効果があるとされてる、

ある意味で最強の脳内ホルモン。

 

それは薬物によっても分泌されるし、ゲームやスマホでも、

アルコールでも、ギャンブルでも、名誉欲や出世欲でも分泌される。

 

わかりやすいのは、消費よ。

 

現代の大量生産/大量消費を根幹で支えているホルモンなの。

 

「もっと! もっと!」ってね。