『ヒミツ』第7巻 24 あべこべ社会4

2023.10.25 その他

24 あべこべ社会3

 

 

ああ実はね、いま世界中であたらしいタイプの国際共産主義が

ああ台頭しているの。

 

ああ弱者にやさしく、少数者を保護し、民主的な考え方を推進することで、

ああ逆に社会を機能不全に追い込んでいくような。

 

 

筆者は以前、こう書いた。

 

覚えているかしら。

 

 

 

わかりやすくするために、極端な例を挙げてみるわ。

 

架空の話よ。

 

<例1>

交差点で歩行者をひいちゃう事故が後を絶たない。

歩行者を守るために、車はちゃんと一時停止しましょう。

 

上記の主張をする議員があらわれ、国民たちの賛同を得て、

道交法が改正された。

 

すべての交差点で、自動車は一時停止して

歩行者がいなか確認するように。

 

 

 

一見すばらしいように聞こえるかもしれないけれど、

大混乱じゃないかしら。

 

歩道橋があろうが、トンネル内だろうが、

タヌキすらいない林道だろうが、青信号だろうが、

高速道路の分岐&合流地点だろうが、

道路が交差するあらゆる地点で一時停止よ。

 

きっと兆円単位の、莫大な経済損失をもたらすわね。

 

 

 

<例2>

目の不自由な人もいる。

そういう方々も安心して歩けるよう、

人が歩く場所には点字ブロックをつけるように。

 

これも、法制化されたとしましょう。

 

 

点字ブロックは凸凹して、健常者には歩きづらい。

 

すべての歩道だけでなく、トイレや通路、廊下や社内のカーペット、

来客時に彼らが困らないように、自宅のお風呂や玄関にも

庭にも、子ども部屋にもすべて点字ブロックが必須、って。

 

 

・・・まあ、むちゃくちゃな例えよ。

 

あくまでお遊び。

 

ここまで極端にするんなら、なんだってデメリットの方が勝っちゃう。

 

そう、まさにそこなの。

 

 

立派ですばらしい考えも、ちょっとやりすぎるとそこそこ具合が悪く、

ちゃんとやろうとするとけっこうしんどい。

 

社会は多数派がある程度効率よくまわしているので、

そうでない少数者にも配慮できる余力が生じるのであって、

多数派ですらしんどい状況になっちゃったら、

弱い立場の人たちは、逆にもっとしんどい状況に追い込まれる。

 

 

 

たとえば、一定期間働いたら正社員に転換しなさい、って法律。

 

一見すばらしいけど、その団体の経済的な余力を無視して強制すると、

逆にたくさんの不幸を生み出してしまうわ。

 

 

 

LGBTでも、似たことが起こっている。

 

性的自任や性的志向を、本人の同意なく第三者が語ってはならない、

という正しくすばらしい趣旨の条例よ。

 

でも、ピンと来た人たちが寄せるコメントを読んでみて。

 

なにが起こされようとしているのか、想像つくと思わ。

 

 

 

 

正しく、すばらしいことをやりすぎることで、

自滅へと誘導していく。

 

社会を混乱や分断に追い込んでいく。

 

 

こういう手法があるのよ、って認識を持っていないと

そうとう息苦しい社会に変えられちゃうんじゃないかしら。