29 社会と平等と２

 

 

彼女のようすを見てみて。

 

たのしんでるでしょ。

 

外国人には、ステキに見えるの。

 

 

日本以外ではなかなか実現されてない豊かさを、

日本人は日常的に受け取っている。

 

夜道を歩いて帰れる。

 

水道の水を飲める。

 

ビザなしでほとんどの国に入国できる。

 

公的な皆保険制度がある。

 

銃がない。

 

略奪もない。

 

新鮮なお魚を立ち飲み屋で安価に食べられるのは、

高度な鮮度管理と運送網のおかげであって、

日本以外の国ではけっこうたいへんなこと。

 

職人さんたちの技術レベルも高い。

 

 

 

日本のあたりまえって、世界的に見たら、

ぜんぜんあたりまえなんかじゃないのよ。

 

アメリカ人の「あたりまえ」と、比べてみるといいわ。

 

 

日本の、このおどろくべき日常の豊かさを再発見し、

再評価し、再満喫できる人たちは、

「ルサンチマン」から卒業することができる。

 

他人をうらやましがり、ひがみ、

そねむ気持ちがスーっと引いていく。

 

この「いまをたのしむ人たち」はね、

「持てません」がはじまっても、

「そもそも欲しくないので、どーでもいいです」

「別なのがいっぱいあるから」で終わっちゃうの。

 

「引き出し」だらけの生き方をしてるからね。

 

ブジャデパワー、炸裂よ。（笑）