『ヒミツ』第12巻 03 あたらしい時代2

2026.04.04 その他

03 あたらしい時代2

有事には、投資家も不安になる。

だから、世界でもっとも流動性の高いドルへ資金が集中しやすくなるの。

原油高となれば、これまで以上に決済用のドルが必要になるし、

インフレが進むなら米の金利は高止まりして儲かるから。

なにより米は世界最大の産油国でもあるので安心、とドル独歩高に。

その反射的効果で、他国は通貨安になりやすい。

特に、財政基盤の弱い新興国は危機的なまでの通貨安へ追い込まれていくわ。

なかでも、ホルムズ海峡経由の原油は9割がアジア向けゆえ、

アジアの新興国は軒並み社会がマヒしつつある

そして、なぜかたまたま偶然にも、このタイミングで

世界有数の産油国であるロシアの石油関連施設もまた、甚大な被害を受けた

当然、ロシアは自国消費を優先するために、ガソリンを輸出禁止に

そして、なぜかたまたま偶然にも、このタイミングで

ホルムズ海峡のよき迂回路となる紅海側でも、黄色信号が点滅しはじめた

お先真っ暗、ね。

なぜかたまたま偶然が重なって、石油不足から

世界全体がスタグフレーションへと追い込まれていく

これが、作られていく「あたらしい時代」の特徴よ。

一言で表すなら、「あらゆる要素が悪化の一途」。