『ヒミツ』第12巻 30 方向性の科学1
30 方向性の科学1
筆者は昨年、社員全員に招待状を送っていた。
「お金持ちになりませんか?」って、お誘いよ。
①会社で、複式簿記の勉強会をした
➁講話等で、法人設立の手法などを紹介した
③会社で、税金に関する勉強会を開いた
④引っ越しのお手伝いという名目で、確定申告したら10万円
追跡はしてないので正確なところは不明だけれど、
はたして何人がその招待状を受け取ったかしら?
どの業界でも、どの職種でも、基本がある。
素振りや守備練習をしない人は野球選手にはなれないし、
チェルニーやバッハを弾く練習なしに、ピアニストにはなれない。
宅建の勉強もせず、宅建士の資格が取れるわけもない。
野球選手になりたい、ピアニストになりたい、
宅建士に合格したいって口だけ言ってても、
必要な行動を起こさないかぎり、なれるわけない。
あたりまえでしょ。
資本主義という制度の下ではね、
・複式簿記の知識
・法人化による税制優遇の享受
・申告納税権の行使
という3点セットがそろわないと、お金持ちにはなれないのよ。
お金持ちはみな複数の収入源をもっており、
自分の税金を自分で計算し、自分で申告納税する。
自分でリスクを取るからこそ、自分が有利なように税制を活用できるの。
他人が計算する場合、税務署に指摘されるリスクを負うわけにはいかないので、
必然的に教科書的で四角四面な計算をすることに。
サラリーマンの多くは、会社が計算してくれるからラクでいい、
って思っているけれど、それは「お金持ちになる道を自ら放棄してる」
と同義なの。
いい?
成功した人には、みな共通点がある。
若いころ、どこかのタイミングで、勇気をもって最初の一歩を踏み出した。
成功する保証なんてない、未来がどうなるかもわからない。
だけど、彼ら/彼女たちは、それでも一歩を踏み出した。
考えてみて。
もし、東京に行きたいのなら、東京方向へ歩いていくべきでしょ。
どの居住地からにせよ、国内で暮らしてるなら、いつかは東京に着く。
3か月かかるのか、3年かかるのかはわからないけれど、
方向さえまちがっていなければ、いつかはたどり着く。
逆に言うと、5年も10年も歩き続けているのに、
ちっとも東京にたどり着かない、
それどころかいつのまにか青森にいた、なんて場合は
「そもそも、方向性が間違っていた」ってことになる。
お金についても同じよ。
3点セットを習得したら、
即お金持ちにになれるわけではないけれど、
少なくとも最初の一歩を踏み出していない場合、
100%富裕になることはできないわ。
もしあなたが、5年経っても10年経っても欲しいレベルで
経済的なゆとりが手に入っていない場合、
そもそも根本的に「方向性」が間違ってるんじゃないかしら?
勇気を出して、正しく「最初の一歩」を踏み出してないんじゃない?
必要な「経済的ゆとり」は、人によって異なる。
自分が欲しいと思う分だけ、自由に手に入れたらいい。
もちろん、手に入れないという選択もOKよ。
好きに選べばいい。
・・・でも、もし仮に、それなりに努力をつづけ、
自分なりに一生懸命がんばっているのに望んだとおりになってない、
って場合は、ほんとうに自分が歩んでいる「方向性」が適切なのか、
チェックし直してもいいんじゃないかしら?
資本主義のこの税制、この法体系、この社会制度のもとではね、
「サラリーマンだけは、決してお金持ちにならない」という
不可侵の原理が働いているのよ。
学校では習わない、ほとんど100%の物理法則といっても
過言ではない原理がね。
お金持ちになる最初の一歩、それは専業サラリーマンという
自己制限を外していくことなの。
会社に依存しないと生きていけない、
給料にすがらないと生活が成り立たない、って
グローバルおじさんたちに都合のいい、
刷り込まれた観念から自分を解き放つのよ。
あなたは、「自分に必要な豊かさ」を、
自分の力で生み出すことができる。
「自分は好きなだけ豊かになれるパワフルな存在である」
というあり方を自分に許すなら、あなたは好きなだけ豊かになれるのよ。







