『ヒミツ』第12巻 09 被害者たちの群れ4
09 被害者たちの群れ4
事前準備でもっとも有効なのは、あなた自身が変わること。
あなた自身が動くこと。
あなたが自分の役割を自覚し、相手をフォローする側に回れるなら、
あなたを取り巻く<世界>は一変する。
相手から共感や評価が得られなくても、
自分で自分に共感し、自分で自分を評価する喜びに満たされるなら、
<世界>は一瞬で「多様な豊かさ」で彩られはじめるわ。
「相手から期待した反応や見返りが得られない、だからがっかり」という発想は、
自分の幸せは他人が運んでくる、自分の豊かさのカギは他人が握っている、
相手は影響する側、自分は影響される側、って暗黙の前提条件をもっている。
そんな前提条件から出発してたら、なにやっても結果は「ドツボ」よ。
あなたがそうした暗黙の前提条件を手放すとき、
被害者たちの群れが放つ因果律は、あなたには到達しなくなる。
「あらゆるものが悪化の一途」の因果律もまた、
あなたの<世界>には影響を与えなくなっていくのよ。
あなたは、あなた自身の自己評価によって、うれしさを感じられる。
あなたは、あなた自身の自己満足によって、心の底から満たされる。
あなたは、あなた自身の自己愛によって、愛の本質に還っていくの。
いい?
被害者たちの多数派方程式では、逆の帰結が導かれるわ。
「評価は第三者が客観的に行うべきであって、自己評価なんて無意味」。
「それって、しょせん自己満でしょ」。
「たんなる自己愛じゃん」。
これが、被害者たちの多数派方程式。
導かれる解はつねに「自己否定」。
でも、あなたの自分方程式は違う解を導く。
評価とは、つねに自己評価。
自分がどう思うかがすべて。
えらい先生の論評やエビデンスなんて、いらない。
満足とは、つねに自分が自分を満たす行為。
満足感は、物理的には脳の報酬系が分泌する快楽物質に起因してるので、
本質的に自己実現的なもの。
必要なときに自分でセロトニンやオキシトシンを分泌し、
多幸感で満たされる。
ときには自分でアドレナリンやドーパミンを分泌し、
ハラハラドキドキを満喫する。
あなたは自由自在に、自分の幸せを操れる。
なにより、自分には価値があると心の底から信じているので、
自分に自信があり、過剰反応なんかしない。
攻撃されてもおおらかさを失わず、冷静に対処できる。
多数派とは異なるからといって、不安になることもない。
あなたの<世界>はね、こうしてより豊かに、より強固になっていくのよ。








