『ヒミツ』第9巻 30 ライフスタイル 02

2024.05.14 その他

30 ライフスタイル 02

ベッドから出て最初に着手するのは、「重要だが、急ぎではないこと」。

仕事始めにすぐPCを開けてメールチェックする人がいるけれど、

あれは最悪。

はじめた瞬間に雑事につかまり、本質的なことはできなくなる。

現代人の生活は、「重要じゃないけど、急ぎなこと」で満たされているからよ。

朝一のこの時間を活用しないかぎり、結局、今日も、明日もまた、

「本質」には永遠に腰を据えて取り組めないの。

それが終わったら、今度は「急ぎで、かつ重要なこと」に着手する。

それがだいたい1h。

この毎朝2時間の習慣が、彼の経営者としての《卓越した成果》を

支えているの。

彼は今後3年間で、家を20棟ほど購入していこうと計画している。

ふつうできないでしょ、そんなこと。(笑)

その作戦も、この時間帯に練ったの。

実はね、近い将来、かなりキョーレツな資産課税が計画されている

貧富の差の解消が目的じゃない。

ほんとうは、社会保障費の財源確保が目的でもない。

狙いは、国民総貧困化とその永続化よ。

世界共通の政策なの。

お金持ちの資産に課税されるならいい気味だ、って思う?

新規事業の9割は失敗する、という現実がある。

でも、にもかかわらず、だれかがリスクをとって起業したから、

あなたの勤め先があるのよ。

成功したらご褒美として大きな富が手に入り、夢がかなうから、

起業家たちは圧倒的に失敗する可能性が高い難事業にチャレンジし、

会社を興す。

成功してもご褒美はあげないなんて社会になったら、

いったいだれが挑戦なんかするのかしら?

社会全体の活力はどうなっちゃう?

社長さんでさえ豊かではないとしたら、

社員たちみんなの給与水準は、どういう方向へ変化していく?