『ヒミツ』第6巻 37 転換点3
37 転換点3
筆者の会社では、このタイミングであたらしく「経営理念」を定め直し、
社員教育へと展開しはじめた。
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2023年9月12日版 ver.1
<当社のゴール>
人生にトキメキを。仕事に「ワオッ!」を。
<基本方針>
縁もゆかりもドリームチーム。
このメンバーでやるところに意味がある。
<5つのツール>
1 わたしの勝ちパターン
①好きなことを、②やりやすいやり方で、③たのしみながら、④他人に役立てる。
2 アファメーション
「わたしは強い、わたしは安全」「わたしは被害者を卒業します」
3 未来は数字で語るもの。
×「がんばります」「改善します」
◎「年収1,000万円を目指します」「利益率を15%向上させます」
4 過剰なことはしない。必要をなした後は、放っておく。
5 朝令暮改こそ、最強のサバイバルツール。気づいたら即変更。
<20のカギ>
①仕事は自己表現。創造をたのしむ。
②表現は自分のもの。解釈は他人のもの。
③起点は自分。
④収益の最大化ではなく、経験の最大化を。
⑤必要なことを静かにやる。
⑥「必死」だと必ず死ぬ。つねに7掛けで。
⑦因果律でいう「因」にさかのぼる。
⑧正しいかどうかではなく、必要かどうか。
⑨今が一番若い。今やらないで、いつやる?
⑩「欠落」が与えられている、その理由こそがカギ。
⑪「脳内おしゃべり、STOP!」と自分に命じてから。
⑫「主人」でありつづける。
⑬自然は直観の母。夢は直観の父。その「直感」こそ自分。
⑭比べるなら自分史と。
⑮不安から打った手は自滅手になりやすい。
⑯言葉ではなく、行動を見る。
⑰できない理由に理解を示さない。
⑱理解は遅れてやってくる。
⑲やさしくて冷たい人ではなく、きびしくて温かい人に。
⑳これらを未達/不履行の免罪符にしない。結果と両立させるから価値がある。
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来月から、全社的な月次面談もはじまる。
ノルマのチェックとかじゃないよ。
人事評価とは無関係。
伴走をはじめるの。
面談者は質問するだけ。
本人が自分で問題点を見つけ、自分で整理し、
自分で解決していくための制度と時間を作っていく。
こうした仕組みを作ることで、メンターは成長する。
部下じゃないよ。
上司が成長するための制度なの。
メンティーの自己実現をお手伝いすることで、
上司は人を育てる歓びを味わい、自分の存在意義を確信し、
「必要とされる豊かさ」という最上級の報酬を受け取るの。
それが部下の成長の原動力になる。
上司が喜んでくれるから、部下は自己実現がますますたのしくなる。
満たす喜びを味わい、貢献により自分の存在意義を確認する。
循環が相互に回り出す。
そのためには、まず先に「上司の喜び」があるべきなのよ。
企業制度としてね。
筆者の会社では、これから
育て合い、学び合いの豊かな時間が創出されていくわ。
「転換」への、筆者なりの対抗策よ。
いまこそ、走り出すべき時。