騒動2
2023.07.10
その他
コロナ以後の一連の騒動も、そろそろ帰結が見えてきたな、
と感じるのはわたしだけでしょうか。
米国だけではありません。
主要先進国の中央銀行たちは、のきなみ赤字か債務超過に陥ってる。
(出典「日経新聞」7/9)
通貨の発行権を持つため、一般企業とは異なり、
すぐ資金繰りに窮して倒産ということにはなりませんが、
市場の信認を失えば通貨価値の下落に見舞われ、
悲惨な高インフレのもと、国民生活は一気に窮乏化することに。
財政基盤の弱い開発途上国では、すでにそれは現実化しています。
たとえばエジプトの場合、対ドルでの通貨価値が前年同期比で
50%も下落してしまい、一気に外貨準備不足へ。
その他輸入物価ものきなみ上昇し、国民生活を直撃しています。
政策金利の急上昇 → 企業の大量倒産 → 失業者の増加
→ 消費の低迷による景気の悪化 → さらなる金利の上昇、
という悪循環がすでに始まっているのです。
現在進行している悪性インフレは、途上国の中央銀行にとって
手に負える相手ではない。
(出典「マネクリ」)
もう一度お尋ねします。
一連の騒動の帰結、あなたには見えますか?
このスパイラルが、これから数年かけてさらに悪化するとき、
その先に待っているのは何でしょうか?
わたしの提案は、あいかわらず同じです。
もし見えるなら、矮小な脳内妄想などにかかわっていないで、
いますぐアクションを起こしませんか?