『ヒミツ』第5巻 46 創造者たち1
46 創造者たち1
本書を書き終えたら、筆者はまた少し休憩するみたい。
彼には彼の、バランス取りが必要なの。
たのしんでいくために。
なんであれ問題に取り組むときは、問題から離れるタイミングも
いっしょにセットしておく。
彼なりの経験知ね。
問題にばかり取り組んでいると、自分もまた問題化され、
自分自身が「問題メーカー」になっちゃうから。
いわゆるドツボ。(笑)
・病気、事故、トラブル、不快な経験が連続するようになる
・意味なくお金を失ったり、配慮が裏目に出たり
・アップアップで、今日も着手すらできなかった
・「重要じゃないけど、急ぎのこと」が人生の大半を占めてる
・本質的なこと、長期的にじっくりとりくむべきことについては、
あ気力も体力も関心も失ってる
・他人が悪く思える、他人たちがその原因だと強く感じられる
・自分は理解されていない
ここまできているなら、かなり重症ね。
でも、それが日常になっている人たちって、けっこう多いのよ。
マヒしちゃってるから、それが当たり前だと思い込んでる。
筆者の場合、そのかなり手前で方向転換してるわ。
「兆候」を感じただけで、すぐ立ち止まり、手放し、
補正のワークをいろいろやってる。
ワークの方法は過去いろいろ書いてきたので、そっちを見てね。
抱え込んじゃうほどしんどくなり、適切に対処しようとするほど
「適切」からかけ離れていくという、怪奇現象に見舞われちゃう。
いまのあなたの現実創造力って、それくらいパワーアップしちゃってるのよ。
少なくとあなたに関するかぎり、だれもかなわない。
あなた自身のことはすべて、あなた自身が創り出してる。
思い通りじゃないってね、まさに「思い」が通っていないのよ。
詰まっちゃってる。
脳内妄想が肥大化しすぎて、「思い」の通り道をふさいじゃってるの。
そこに、だれかほかの人なんていないわ。
あなたが、脳内劇場内で、脳内劇を、くるくる空回りさせてるだけ。
そこに他人なんてただの一人もいない、外部のことがらは1ミリも関係してない、
って事実を忘れないで。
あたの脳は、外界になんてつながっていない。
真っ暗な頭蓋骨の中、髄膜で覆われた髄液のプールに、
あなたの脳は浮かんでいる
神経系が伝えてくる電気信号に反応し、処理し、
脳内分泌物を出しながら、いろんなことを感じてる。
想像し、判断し、夢み、思う。
あるパターンの電気信号が来たら脳は「無視された」と認識し、
プロラクチンやACTH、コルチゾールなどの分泌指令を出す。
すると、あなたの脳は「悲しみ」を感じ、傷つき被害者になった
あなたが創出される。
別の電気信号のパターンが来たら、脳は「受け入れられた」と認識し、
セロトニンやオキシトシン、ドーパミンなどが分泌され、
あなたは多幸感につつまれ、安らぐことに。
ここにあるのは、特定の電気信号と、
それに対応するニューロンネットワークの発火と、
その結果分泌される脳内化学物質だけよ。
あの人も、あのできごとも、あんな言葉も、あの態度も、
1ミリも1グラムも一切関わっていない。
すべては、自給自足されてる「脳内劇場での脳内劇」なのよ。
すべてはあなたの「脳内劇」なんだから、変えられないわけないでしょ。
たしかに、外界の物理的事象は変えられないかもしれないけれど、
すくなくともあなたに関するあなた自身のすべての経験は、
100%あなた自身が変えていくことができる。
それが、「あなたが世界に関わる、その関わり方」。
あなたの経験はね、すべて「あなたが世界に関わる、その関わり方」で
構成されているの。