『ヒミツ』第5巻 16 選択の時6

2023.04.24 その他

16 選択の時6

ここでも、選択する権利はあなたが持っている。

加速する殺伐ゲームに参加して、

スーパーレッドオーシャンを堪能してもいいし、

自分たちなりのブルーオーシャンを作り上げてもいい。

あなたの自由よ。

ただし、この本は、一貫して後者のために書かれている。

だからあなたはこれを読んでいるのだし、

前者の人々は、そもそも筆者の本なんて見向きもしないわ。

そして、それでいいの。

それぞれの魂たちが、深いところで行っている選択なのだから。

最後に、おもしろい本を紹介しておくわ。

「サーチファーム」って、知ってるかしら?

グローバル企業のエグゼクティブ求人に特化した、

ヘッドハンティング会社のことよ。

下は千万円、上は何百億円って報酬をもらう人材の獲得競争なので、

熾烈をきわめる業界なのは、想像つくでしょ。

世界5大サーチファームの一角、エゴン・ゼンダー社の入社面接は

最低30回にも上るそう。(3回じゃないよ)

その狭き門を突破して共同経営者にまでなった日本人が、

「人材」にまつわる情報を惜しげもなく開示した本があるの。

『経営×人材の超プロが教える 人を選ぶ技術』小野 壮彦

彼らがエグゼクティブにふさわしい人物を見極めるとき、

重要視してる項目や手法って、なんだと思う?

ハーバード大やケンブリッジ大といった、トップレベルの学歴?

投資銀行での勤務経験や、何万人ものエリート社員を率いるカリスマ性?

いえ。

「波動」と「エネルギー」よ。

そして、茶化して書いてる「陰謀論」。(笑)

採用本でエネルギーの質にまで踏み込み、「優秀だが有害な人」に

ついて言及したのは、この本がはじめてじゃないかしら。

まさに筆者が注意喚起してきた、「自滅にむかってましっぐらな人々」に

ついて、ストレートに触れている。

ダークなエネルギーに共鳴しちゃってる人々。

国民たちがオカルト扱いするこの話ってね、

世界のトップエリートたちにとっては、最重要の関心事なの。

だって、そこで自社が富を生み出していけるか決まっちゃうんだから、

当然でしょ。

逆に、なぜメディアがその事実を伝えないか、

そしてめずらしくも伝えるときには、

「信じるか信じないかは、あなた次第ですぅ~」ってやるのか、

その理由も想像がつく。

ここから先は、自分で考えて。

ちなみに、筆者の会社では、この本で紹介されている

パソナリティーの分析を役職者全員に実施しているわ。

「ありのままの自分」を知ることが、第一歩だから

本来の自分から外れるほど、こんがらがった事態に陥りやすい。