『ヒミツ』第5巻 16 選択の時6
16 選択の時6
ここでも、選択する権利はあなたが持っている。
加速する殺伐ゲームに参加して、
スーパーレッドオーシャンを堪能してもいいし、
自分たちなりのブルーオーシャンを作り上げてもいい。
あなたの自由よ。
ただし、この本は、一貫して後者のために書かれている。
だからあなたはこれを読んでいるのだし、
前者の人々は、そもそも筆者の本なんて見向きもしないわ。
そして、それでいいの。
それぞれの魂たちが、深いところで行っている選択なのだから。
最後に、おもしろい本を紹介しておくわ。
「サーチファーム」って、知ってるかしら?
グローバル企業のエグゼクティブ求人に特化した、
ヘッドハンティング会社のことよ。
下は千万円、上は何百億円って報酬をもらう人材の獲得競争なので、
熾烈をきわめる業界なのは、想像つくでしょ。
世界5大サーチファームの一角、エゴン・ゼンダー社の入社面接は
最低30回にも上るそう。(3回じゃないよ)
その狭き門を突破して共同経営者にまでなった日本人が、
「人材」にまつわる情報を惜しげもなく開示した本があるの。
(『経営×人材の超プロが教える 人を選ぶ技術』小野 壮彦 )
彼らがエグゼクティブにふさわしい人物を見極めるとき、
重要視してる項目や手法って、なんだと思う?
ハーバード大やケンブリッジ大といった、トップレベルの学歴?
投資銀行での勤務経験や、何万人ものエリート社員を率いるカリスマ性?
いえ。
「波動」と「エネルギー」よ。
そして、茶化して書いてる「陰謀論」。(笑)
採用本でエネルギーの質にまで踏み込み、「優秀だが有害な人」に
ついて言及したのは、この本がはじめてじゃないかしら。
まさに筆者が注意喚起してきた、「自滅にむかってましっぐらな人々」に
ついて、ストレートに触れている。
ダークなエネルギーに共鳴しちゃってる人々。
国民たちがオカルト扱いするこの話ってね、
世界のトップエリートたちにとっては、最重要の関心事なの。
だって、そこで自社が富を生み出していけるか決まっちゃうんだから、
当然でしょ。
逆に、なぜメディアがその事実を伝えないか、
そしてめずらしくも伝えるときには、
「信じるか信じないかは、あなた次第ですぅ~」ってやるのか、
その理由も想像がつく。
ここから先は、自分で考えて。
ちなみに、筆者の会社では、この本で紹介されている
パソナリティーの分析を役職者全員に実施しているわ。
本来の自分から外れるほど、こんがらがった事態に陥りやすい。