『ヒミツ』第4巻 49 覚醒5
49 覚醒5
あなたは、こうして本書を読んでいる。
この事実を忘れないで。
だから、あなたが選ばれたのよ。
だからあなたは、あなたに重なることにしたの。
あなたならわかってくれるだろう、って確信があったから。
あなたが自分に受け取ることを許すなら、あなたは豊かになっていく。
あなたが他人に対し、ジャッジを振り回すことを止めるなら、
あなたもまた、他人に振り回されることがなくなる。
もし体調が悪いのなら、それによってなにが回避されているのだろう、
裏側でなにがひそやかに得られているのだろう、って考えてみると
ヒントが見つかるかもしれない。
どんな場合も、指示を出しているのはつねに自分なんだ、って
事実を忘れないでね。
あなたは神。
少なくとも、自分に関するかぎり最強の存在。
自分にかかわる、あらゆる現実を創造している。
想像は創造であり、行動はジャンプ。
「いま、ここの、この世界」は 100% あなたが作っているの。
パラレル・ワールドは遠くの理想郷なんかじゃなくて、
ほぼこの現実とおんなじだけれど、
あなたが迷子を無視した点だけが相違する世界。
電車で席を譲らず、「愛ある社会」の一部が
創造されなかった点だけが異なる世界。
それら無数の並行世界は、可能性の雲として隣接し、
つねにあなたの周囲を覆っている。
あなたは日常的に、それらの間を行き来していたのよ。
もともと、最初から。(笑)
相違点が少ないほどジャンプは容易で、多いほど難しくなる。
だから、日常を少しずつ変えていく方が、やりやすいの。
その方が、結果的に遠くまで飛べるわ。
アセンションを夢見、来生を乞うのもいいけれど、
どうせなら今生で、しかも今日からすぐに、
「いま、ここの、この世界」にジャンプしていかない?
見えない戦争なんか、ひとっ飛びよ。