『ヒミツ』第7巻 34 ユニット3

2023.11.04 その他

34 ユニット3

地球はネガティブなエネルギーが支配する場所。

いたるところに、ネガティビティ―が満ち溢れている。

ネガティブな指向性を持ち、「自分への奉仕」という登り方で

魂の成長を進めていこうとする高次元勢力が、支配している。

彼らは地球上の主要な王室連合の人々や

グローバルおじさんたちに転生し、地球全体を動かしている。

かつて、地球軌道と火星軌道の間には惑星があったの。

マルデックと呼ばれていた星よ。

現在の地球人類より、はるかに高度な文明を発達させていたわ。

人類がたどったのと同じように、

「種を撒く存在たち」によって萌芽が与えられ、

「育苗する存在たち」によって文明の基礎をはぐくまれ、

順調に進化の階段を上っていた。

けれど、科学技術の発展に伴い、

人々は自らの欲望をより多く満たしたい、

他人から奪ってでも自らの優位性を確立したい、

という方向へ文明全体が傾いていった。

勢力争いは激化する一方で、

とうとう自らの惑星そのものを破壊する、

全面戦争を引き起こしてしまったの。

その残骸が、地球軌道と火星軌道の近傍にある小惑星帯

宇宙全体で見るとよくある光景で、

とりたててどうということもないのだけれど、

生き残った避難組の約20億人が地球へと転生し、

学び直しをつづけているの。

深い傷を負った魂たち。

自分を許しておらず、自分を無条件には愛することが

できていない魂たち。

高次元の支配勢力はね、この魂たちのネガティビティを

うまく利用することで、地球の支配権を運用している。

自分を許し、自分を受け入れ、自分を肯定し、

自分を愛していないと、過剰反応しがち。

すべてを、「被害」という観点から捉えがち。

相手に認められないと生きていけない、

相手に勝たないと逆に滅ぼされちゃう、と思い込んでる。

だから強いものには巻かれ、弱いものからは奪おうとする。

必要以上に欲しがり、「もっと!もっと!」が止まらない。

愛そのものにまで昇華したので、もう愛以外の経験ができなくなり、

これ以上は魂の成長が見込めなくなったために、

あえて厳しいポンコツな環境に転生して、

ふたたび成長の糧をえるためにネガティビティを経験してる、

という魂たちとは似て非なる学びを行っているのよ。

だから、ネガティブな人々を否定しないでほしいの。

彼ら/彼女たちもまた、あなたと同じように学んでいる受講生たち。

ある意味、あなたより過酷な条件下で学ぶ「苦学生たち」なのよ。

だから余計な介入はせず、

遠くから苦学生同士の学び合いを見守ってあげて。

殺伐ゲームは、彼らに必要な履修科目なのよ。

ユニット3は、この「遠くから見守る人々」で構成されている。

絶妙な自己差配でもって、本書のような種明かし情報に触れ、

覚醒路線へと転換していく人々。

そろそろ卒業かな、もう十分学んだかな、というグループ。

おおむね、今回の人生に必要な課題はクリアしたので、

ご褒美として、人生の残り時間を自由に使えるのがユニット3。

続々と夢を叶え、やりたいことをやり、必要な豊かさを手に入れ、

これからはおたのしみを中心にエンジョイしていくの。

ここでいう「おたのしみ」は、必ずしもお金持ちになることじゃない。

経験してみたいことを経験できる自由、自分にとって心地よく、

身の丈にあった小幸せたちを引き寄せながら生きていく力、のこと。

満たされるのは欲望ではなく、必要性。

生きるのは、他人製の条件や他人製の人生ではなく、

自分が定めるマイプロジェクト。

引き続き凸凹あり、笑いあり、涙あり、ドラマあり。

ポンコツなこの自分を最大限生かせるのは、このポンコツな環境。

このポンコツな仲間たち。

ポンコツだからこそ、改善する喜びがたくさん得られ、

創意工夫し、活躍するチャンスがふんだんに与えられるのよ。

肯定拡張によって、「変えられる世界■」をどんどん広げていくのが、

ユニット3の人々。

苦学生たちも、じき、あなたたちのそんな姿を見て、

真似をはじめるわ。

自分もああなりたい、自分も他人製のものではなく、

「マイプロジェクト」を生きてみたい、って。

あなたの生きざまそのものが、苦学生への仕送りになっているのよ。