『ヒミツ』第7巻 5 たのしい動き2

2023.10.17 その他

5 たのしい動き2

たのしい動きはね、自然に生じるものじゃい。

意識的に作り出されるものよ。

それと知りながら、自覚的に、って慣用句どおりの意味じゃない。

物理的に、まさに「意識そのものの力」で、って意味。

たとえば、子どもたちの登校拒否はかなりの水準に達している

子たちはね、学校が変だよ、おかしな動きをしているよ、

質の悪いエネルギーに共鳴した運用がなされているよ、

って身をもって大人たちに警鐘を鳴らしているのよ。

たのしくない、って。

わたし、そんなとこには行きたくないよ、って。

大人たちは気づかない。

無理にでも行かせようとする。

自分自身が、それに共鳴しているから。

子が小さいときはね、魂の活動をストレートに体現してるわ。

子たちは好奇心が旺盛。

おしゃべりも、いたずらも大好き。

おもしろいことが大好物。

たのしいことに目がない。

きゃっきゃっきゃっきゃと、全力でこのいまをエンジョイしてる。

でも、おかしなエネルギーたちは、それを封じ込めようとするの。

そんなことを許していると、大人になったとき、

自分の力で必要な豊かさを創出できるようになってしまい、

「搾取の構造」に組み込むことができなくなっちゃうからよ。

人は幼少期粗から比較され、点数をつけられ、競わせられ、

暗記に次ぐ暗記とひたすら教科書をなぞることで、

自ら考える力と習慣を奪われる。

人生の礎石を搾取のレールに乗せることこそが、現代の学校教育なの。

だから子たちは、そんなところへは行かない、という選択をした。

けど、自ら進んでそうしたレールを走る大人たちには、

子らの「別の選択」の意味が理解できない。

多数派コースから外れること=落伍、に見えちゃうのよ。

子たちはね、「たのしい動き」がしたい。

大人たちの、「おかしな動き」がヤなの。

「パパ、ママ、先生、気づいて!」って、

身をもって大人たちに伝えているのよ。