『ヒミツ』第7巻 3 おかしな動き1

2023.10.14 その他

3 おかしな動き1

世の中には、おかしな動きをする人たちがいる。

今回、あなたも大きな違和感を持ったんじゃないかしら

実はね、いま世界中であたらしいタイプの国際共産主義が

台頭しているの。

弱者にやさしく、少数者を保護し、民主的な考え方を推進することで、

逆に社会を機能不全に追い込んでいくような。

アメリカ社会がすごいことになっているのは、あなたも知ってるでしょう。

13万円以下の窃盗は事実上取り締まらないとか、LGBT、

大麻の合法化など、正しい主張を法制化して強要することで、

逆に大きな混乱や分断、摩擦、過激化を誘発していくの。

米民主党政権はかなり食い込まれていて、

民主党が強い州では特にそうした現象が顕著に起こっている。

アメリカだけじゃないのよ。

日本でも、彼らは着実にその勢力を伸ばしている。

自民党にも、相当なレベルで食い込んでいるわ。

LGTB法案を日本で最初に条例化し、

率先して導入にまい進したのが埼玉県だった。

選択的夫婦別姓にもっとも熱心だったのも、埼玉。

ちょっとググると、同一人物が浮かび上がってくるはずよ。

2,000年代、日本でも性差をなくしてこうという

ジェンダーフリー運動が盛んになり、

常識をもつ父兄からは相当な違和感を持たれていた

あなたならこのおかしさ、感じとれるんじゃないかしら。

均質化が進み、異性への健全な関心やあこがれが消失したら、

男女関係はどう変化していき、社会はどういうふうに変わっていくだろう?

こうした動きをするする人々は、社会を変えたいと願っている。

自分たちが理想とする、平等で均質な社会にね。

そのためには、いまのこの社会を一度壊さなければならない。

だから、国民間の分断や対立を増加させ、

社会を機能不全に追い込むために、いろんなことをやりたがるの。

先の子どもの保護条例にはね、県民たちに、

子どもだけで公園で遊んでいる姿を見かけたら通報する義務、

まで課していた。

県民たちが相互に監視し合い、違反者を通報するように、と。

そこからなにが生まれてくるか、あなたなら理解できるはずよ。

これは、遠い外国の話じゃない。

日本のご近所さんで、あなたの子たちが通う学校でも、

市議会や県議会でも、教育委員会でも、ふつうに起こっている現実。