『ヒミツ』第5巻 48 創造者たち3
48 創造者たち3
神はね、あなたを神に似せて作ったわけじゃない。
あなたを、神として作ったの。
あなたもまた、創造者の一人なのよ。
あなたの一つ一つの表現が、それぞれ一つ一つの創造。
あなたが選び、あなたが感じ、あなたが言い、
あなたとった行動の一つ一つが、
ゆらぐ量子空間への働きかけであり、
真空のエネルギーを物質化して、無から有を生み出していく行為なの。
あなたもまた、あなたに関わる世界を創っているのよ。
その際、あなたが使っているのが、波動。
波動をもちいた創造行為が「生きる」ということであり、
無限の多様性のなかから成長の糧を紡いでいくこと。
愛を見失ったニンゲンタチに重なることで、
あなたの魂は、「愛以外」のあらゆるものを経験することができる。
創出できる。
愛そのものへの昇華を果たしたがゆえに、逆に、
すでに失われて久しいあの「経験の多様性」を、
魂は回復することができるの。
「愛以外」のなかで生きることを通し、その反射的効果として、
魂たちは再び愛を目指すあの道程をたどることができるようになる。
再び、成長の階段を上がっていくことができるの。
あなたに重なることで、彼女たちにもまた、成長の機会があたえられた。
欲望が渦巻き、搾取と支配と暴力が横行する、
「愛以外」の多様性に満ち満ちた三次元の物理世界によって。
ニンゲンタチは、全員が創造者。
例外はいない。
みながみな、自らの被造物たちに囲まれて、
今日もまた創造による学びを経験してる。
この、どうしようもない物理世界を生きることを通して。
この世界はいかんともしがたく、
まったくもっていかがなものかってできごとばかりだけれど、
多様性にだけは満ち満ちている。
どんな魂の、どんな成長ニーズにも応えられるわ。
あなたの魂に必要な個性をもった貴重な存在が、あなただった。
だから、彼女はあなたを選んだ。
だから、「ありのままのあなた」であることが大事なの。
他人と比較したり、他人の真似をしたり、他人並みになろうとするなんて、
意味ない。
彼女は、その「あなた性」をこそ生きてみたかったのよ。
あなたがあなたであることこそが、もっとも価値が高いの。
あなたにとっては。