『ヒミツ』第5巻 43 TARIKIZM1
43 TARIKIZM1
あたらしい時代の企業のあり方。
それは、TARIKIZM。
自社で抱え込まず、自分だけでやろうとしない。
どんどん他人にまかせ、他社を巻き込んでいく。
他人のやり方も許容し、自分の流儀に固執しない。
そのためには、まず社員一人一人が自分を許し、自分を愛し、
自分を大切に扱う必要がある。
たとえば筆者の会社では、8月からのあたらしい施策として、
バケーション制度を改定中。
2週間連続で会社から離れる期間を年に2回は作ろうよ、って。
1回目の連続休暇には、3万円の旅行券が進呈される。
2回目の取得時には、5万円分が。
自分へのご褒美をもっと作ろうよ、って会社ぐるみで画策してるの。(笑)
自分を許していない人は、他人を許せない。
自分を生かせていない人は、他人も生かせない。
「他力/多力」を活用できないほんとうの原因は、
「自力」が活用できていないから。
自分で抱え込んじゃうと、もう毎日がアップアップ。
自分でやろうとすると、今日も着手すらできない。
「他人は自分の要求水準に達していないから」の反面は、
「自分もまた他人の要求水準に達しておらず迷惑かけまくってる」。
でも、そんな自分の「反面」にはまったく気づかない。
他人ばかりを見てるから。
視点が外ばかりに向けられており、基準が外にあり、
満足感の源泉も他人からの称賛や認められる自分、だったりするから。
多くの場合、幼少期の、「お母さんに愛されたい」
「先生にほめられたい」「いい子であり、立派な人と言われたい」が
ベースになっている。
それらのために、押し殺されちゃった「ほんとうの自分」が、
大人になって代償をもとめているのよ。
・・・けれど、代償はしょせん代償でしかなく、
いくら代償してもほんとうの自分は満たされない。
かくして、あのスパイラルが回り出す。
自分のやり方に固執するってね、ほんとうは、
内部の評価基準を持っていない、自分を愛していない、
自分を許していない、ってことの裏返し。
TARIKISMをそこを癒してくれるわ。
自分で自分を満たす、というほんとうの満足を提供してくれるの。
企業ができる最大の社会貢献であり、企業業績をぐいぐい押し上げ、
社員たちの幸福度をどんどん上げていくのが、TARIKISM。
似た波動同士は共鳴し合うけど、異なった波動同士は離散していくでしょ。
波動だけに依拠すると、どうしてもそうなっちゃうの。
だから、異なった波動同士の、場合によっては真逆になっている
位相同士の波動パワーを生かそうと思うのなら、
たんに共鳴させるだけでは不十分なのよ。
間にワンクッション、差を吸収してくれる仕組みを
かませる必要が出てくる。
この三次元の「物理的構成要素」を上手に使って、ね。