『ヒミツ』第5巻 27 他力3
27 他力3
そろそろ、わかってきた?
なぜ、あなたの願いは叶いにくいのか。
他力が足りないのよ。
多力がね。
いい?
グローバルおじさんたちは多数派を使い、
多段的に、多局面で、多種多様に「構造化」を進めている。
あなたが暮らすこの物理世界はね、本人起因の要因よりも、
圧倒的にほとんどすべてが構造要因で決まるよう、構造化されてるの。
世界中の、ありとあらゆることについて。
たとえば、アメリカ大統領選だけでも、戦いぬくには
400億円前後かかると言われている。
そんなはした金、あなたに準備できる?
当選した大統領には、超富裕層のためではなく、
一般庶民のために政治を行うって選択肢あると思う?
そんな人たちに素手で立ち向かおうなんて、ドン・キホーテもいいとこだわ。
既成事実化はどんどん進む。
あっちの方だって、事前準備が着々と進められてる。
あんなに「任意」と言ってたはずなのに、実態は資産情報に直結。
あなたにも戦略が必要なのよ。
愛とか光だとか言っててもしょうがない。
お花畑なら、もっとふさわしい住人たちがいるわ。
あなたも、あなたたちの他力/多力を結集するのよ。
もちろん、対抗しろってことじゃない。
同じ土俵には上がらない、って何度も言ってるでしょう。
そうではなく、「たのしいマイプロジェクト」を持ち寄るの。
共鳴させあうの。
仕事そのものを、会社そのものを、家庭そのものを、
この子の人生そのものを「たのしいマイプロジェクト」に
してあげるのよ。
許すの。
あなたが自説を引っこめるとき、その可能性が開けてくる。
あなたが自分の価値観によるジャッジを止めた瞬間、
他力/多力たちの「大波」があなたを高いところまで持ち上げてくれるわ。
それはもう、おどろくようなビッグ・ウェーブ。
イージーに、やすやすと、願いは叶うようになる。
あなたのも、他人たちのも。