『ヒミツ』第4巻 37 受信機1

2023.02.11 その他

37 受信機1

脳は受信機でもある。

何度か話してるわね。

波動が上がるということは、この受信機能が高くなる、ということでもある。

ここが、やっかいな点なの。

あなたがネガティブな気持ちでいるとき、チューナーとしての脳は

マイナス方向の周波数帯を受信しやすくなってる。

TVとおんなじだけれど、脳の場合は、「思いをめぐらす」「そういう気分になる」

「無意識のうちに心が傾く」といったことが、<チャンネル合わせ>に相当するの。

たとえば、Aさんとの人間関係に悩んでいるときは、

なんでああなっちゃうんだろう、って

またあの事を思い出してはイヤな気分になったり、

Aさんの身にこんな不幸がっふりかかってくればいいのに … 、

なんてうじうじと思いをめぐらすことになりやすい。

このとき、脳の<チャンネル合わせ>は、確実にマイナス側に向いてる。

人間が思いついたものにはね、大きく次の4つがあるの。

①自力で思いついたこと

②地球を覆う<グリッド>から受信したもの

③ほかのだれか/なにかが発信したインスパイア

④高次のあなたが発信したインスパイア

①~④は多い順よ。

意外なことに、実はかなりの頻度で、人はみな受信活動を行っている。

でも①~④に本質的な区別はなく、みな脳内で完結するため、

脳にとっては同じ「ニューロンの発火」でしかない。

だから多くの人は、日常的に自分がたくさんの受信活動を行っている

事実に気づくことなく、一生を終えていくわ。

地球の場合、ネガティブなエネルギーがあらゆる側面を覆っちゃってるので、

不安になった、体調が悪い、悲しいことがあった等々、

些細なきっかけでマイナス方向での受信機能が働きやすい。

ネガティブなことを思いつき、ネガティブな行動をとった場合、

当然ネガティブな結果がもたらされる。

すると、それが次のきっかけとなり、またネガティブな受信が行われ、

と「ネガティブ・スパイラル」が回ることに。

社会不安が大きかったころ、たくさんの人たちがこのスパイラルを回していた。

自滅した個人や倒産した企業が多かった理由、わかるでしょ。

彼らはね、追い詰められて退場したんじゃない。

お客が来ないから倒産したんじゃないし、ライバルに負けたのでもない。

それは外的状況であり、たんなる見かけ。

ほんとうはね、状況を悪化させるべく、

自らの力でマイナス方向に深堀りしていったのよ。

そう、真の理由は「自滅」だったの。