『ヒミツ』10巻 24 メカニズム8
24 メカニズム8
<(2)そもそも戦わず、対抗もしない>
戦い、対抗しようとすると、かならず巻き込まれる構造がある。
「対立の構造」よ。
中東では聖地を侵された、権利を侵害されたって
ミサイルを撃ち込み合ってるでしょ。
「被害者」たちが。
似たエネルギーが満ち満ちていることに、
あなたなら気がつくと思うわ。
「被害者」たちはね、相手の土俵に降りていって
「対立の構造」にからめとられやすいの。
それこそ、グローバルおじさんたちの思うツボ。
「分断して統治せよ」って統治の基本。
中国を分割したり、アメリカを内戦に持ち込んだり、
欧州に大量の移民を導入して世論を二分したりって、
国民たちの団結を破壊していく常套手段なのよ。
教科書通りの、きわめてオーソドックスかつ実効性の高い手法。
現在でも、その効果は折り紙付き。
神々に、そんな方法は似合わない。
必要なのはね、対立でも対抗でもないわ。
因果律の到達範囲から外れることよ。
対立モードの波動の人たちは惹かれ合い、共鳴し、
対立を増幅させあいながら、ともに歩んでいく。
被害者-加害者に分かれ、それぞれの役割を演じながら。
お互いを、対立の因果律にからめとりながら。
他方、彼らと異なる波動の者たちは不協和音を奏であい、離散する。
対立モードと十分に波動が異なると離散もきわまり、
ほぼ接点なんかもてない、という状態になるわ。
因果律はここで切れるの。
ターニングポイントは2025年。
2026年から先は基本、その年までに選んだ道を進むことになる。
その年までに選んだ仲間たちと。
だから、ここ数年の過ごし方が大事ですよ、
まもなく入れ替えが効かなくなりますよ、
と筆者は言いつづけているのよ。
神々はそのことを魂の深いところで理解しているので、
それぞれの道に進むという選択をしている。
この選択は、物理的な移動の場合もあれば、
心のなかの移動という場合もある。
役割だけの移動、程度の移動も、さまざまに。
ここが見えていたので筆者は、
「社長のキャラ」による企業統治を明確にしたのよ。
彼は、他人のせいにしない「自己責任の人」を好む。
彼はくれくれ言うのではなく、「与える立場で生きる」ことを好む。
ない場合は自分で作る。
必要な豊かさは、自ら生み出す。
状況を変えたいのなら、自分が変わる。
「社長が好むキャラ」で実際に行動する人は評価も上がります、
と人事評価の基準も明確にした。
スキルの高低でスコアリング評価するのではなく、
事実としてその人がやったこと、
つまり貢献度を人治(=勘ピュータ)で評価する、
というアナログな手法も取り入れます、って宣言もした。
結果、会社は大きく変わったわ。
昨年までは70人以上の関係者たちが、毎月の残業もすさまじい状態で、
年商19億円を回していた。
今期は50人程度で、残業はほぼない、しかも部分的に週休2.5や
週休3日を享受しながら、年商20億円を回している。
来期は40人を切る人数で、ひきつづき残業はほぼ0のまま、
しかも全社的に週休3日を導入しつつ、その上週1回は自宅勤務でいい、
利益率も見違えるように改善、という状況になるわ。
さらに自宅勤務の日数を増やしていきながら、よ。
筆者がまわしているメカニズムの全体像が、
見えるようになったかしら?