『ヒミツ』第8巻 7 反映3
7 反映3
最近は、攻撃も無人なら、防衛も無人化がはじまっている。
言ったとおりでしょ。
悲観する必要なんてない。
人口はモーレツに減少し高齢化も加速していくけれど、
日本の場合は技術革新でなんとかなる。
ただし、人がいらなくなるよ → あなたの仕事も市場も、
という側面には対応していく必要がある。
特に、あなたの会社そのものが必要とされていません、
なんてことになると、関係者丸ごとアウト。
2023年9月のインフレ率(消費者物価指数)は3%だった。
過度な単純化を許してもらえるなら、
一般にわずか数%しか利益がない平均的な日本企業の場合、
なにも手を打たなければ、来年からさっそく「御社は不要です」、
の仲間入りをしちゃう可能性がある。
当然に、御社の商品やサービスに対するお財布のヒモは、
来年、さ来年と、年を追うごとにますます固く締められていく。
どんどん変わることが必要なのよ。
毎年毎年、どんどん変えていく必要があるの。
変える理由を説明してくれ、ではなく
「変えないで済む、という根拠を示してくれ」なのよ。
市場的にはね。
いま、どの会社の中でもドラマが起こっている。
世界中で、変わる/変わらないドラマが。
ドラマなんてない方がいいに決まっているけれど、
かといって、ドラマを生まなかった企業は、消えていくしかない。
中小の場合、表面化しずらい休廃業も含めて見なければならず、
ここが見えていない人がとても多いの。
毎月、お給料は自動的に入ってくる、と勘違いしてる。
変わらない、変えない、正論を振り回す、
という選択肢はあっていい。
選択の自由は、全員にある。
けれど、選択の結果は本人が受け取るしかない。
あなたが代わりに/巻き込まれて受け取らさられる、
なんてあってはいけないの。
「ドラマ」を恐れないでほしい。
本気でぶつかるからこそ、ほんとうの革新が生まれる。
余裕かまして、だれでもできる小手先改善をくりかえしていても、
たいした生産性の向上は見込めないわ。
副業もおんなじ。
スキマ時間にだれでもできることやってても、
安く使われるだけよ。
むしろ、ラットのレースに積極参加する羽目に。
基本戦略は前に教えたでしょう。
自分/自社の勝ちパターンを突き詰めていくの。
1 好きなことを
2 やりやすいスタイルで
3 たのしみながら
4 他人に役立てる。
あなたがリーダー職をしているなら、さらに
5 マネタイズをともないながら。
そしてね、
6 どんどん、自分を変えながら。
7 対立を恐れずに。