『ヒミツ』第6巻 24まだともう2

2023.08.26 その他

24まだともう2

「まだ**ある」と「もう**しかない」には、

別のバージョンもある。

「すでに**ある」と「うちには**ない」よ。

多くの会社では、「他社にはあれがあるのにうちにはない」、

「あそこにある**がわが社にもあればなぁ」、って考えがち。

ない側面、不足の側面にフォーカスする発想ね。

こういう人たちってね、その条件を与えられたとしても、

また今度は別のこれが足りないとか、

あれは少ないままだって言い出すのよ。

どんだけ好条件がそろってないと戦えないの?

結果を出す人たちはね、逆の考え方をしてる。

手元の強みを再発見し、いまあるリソースの価値を再創造するの。

いい?

この宇宙に偶然はない、すべては必然である、って前提に立つならね、

御社にそれが与えられていないってことは、必要ないからなのよ。

むしろじゃまになるから、積極的に「欠落」が与えられてるの。

そんなの最初から持ってたら、創意工夫なんてしないでしょ。

右から左にリソースを流して、ハイおしまい。

それじゃあ、1ミリも成長しない。

「すでに**ある」その**なら使えるわけだから、

それをどう活用するか、その活かし方をうんうん考え抜くべきなのよ。

100%間違いなく、必要なリソースは手元にすでにある。

御社には、別ルートで活路がすでに与えられてるの。

それは、見出されるのを待っている。

気づいてもらう瞬間を今か今かと心待ちにし、

早く活躍させてもらいたくって、うずうずしてるわ。

すでに、ある、のよ。

手元にね。

しかも、最初からそれはあった。

御社が気づいてないだけだった。

「欠落」は、ファンファーレ。

永田ラッパも、鳴ってるわよ。(笑)

(音が出ます)