『ヒミツ』第4巻29 つながり2

2021.09.14 その他

つながり2

この独り言には、複数の効能がある。

おかしなエネルギーとの共鳴を防げるし、

心の傾きを小さくするこができる。

なにより、

人生をハイちゃんと二人三脚でたのしんでいくという、

決意表明にもなってる。

二人三脚だとね、いろいろスムーズよ。

カンが冴えるし、健康になり体力も向上する。

やさしい、おだやかな性格に変わる。

技能も向上するわよ。

この小説がいい例。

彼の脳が単独で書くときの文章とは、かなり質が異なるの。

その水準の高さは、あなたもよく知ってるとおり。

ピアノもそう。

物理的な脳と指だけで弾いてるときと、

「ハイちゃん手伝って。いっしょにたのしも!」って

心のなかで言ってから練習するときでは、

あきらかに進捗が異なる。

著者はどちらかというと手先が不器用で、運動神経も鈍い。

音感もイマイチで、カラオケには一人でしかいかないのは、

音痴が恥ずかしいから。

当然に、学生時代に習っていたピアノは悲惨なことになってた。(笑)

でも、いまは違うの。

覚醒後、彼はいろんなおたのしみを、

ハイちゃんにも手伝ってもらいながら、

いっしょにたのしんでる。

そういうときってね、あっという間に上達しちゃうのよ。

もともともっていた、

肉体上の物理的な能力をはるかに超えた水準で、

習得や演奏が可能になってる。

ふつう、バイエル20~30番程度の人って、

チャイコなんか弾けないわ。

譜面を読み解くのさえ無理。

かつて、人類がサルに毛がなかっただけの存在から、

急に洞窟に壁画を描いたり、

埋葬などの宗教行為を行いはじめたころに起こったことが、

彼の身には起こっているの。

あなたも、経験的に知ってるでしょ。

夢中になってたのしんでるとき、

人は最大のパフォーマンスを発揮する。

寝食を忘れて没頭するとき、

外からはどのように見えようとも、

本人の内的人生はもっとも充実してる。

しかも今回は、本来の物理的な能力の制限をはるかに超えて。

それが日常生活のあちこちで、彼に起こっているのよ。

かつて、人類全体に起こったあれが。