人生

2019.04.03 その他

ある方が転勤しました。

当社を救ってくれた方。

銀行界はスコアリング全盛の時代です。

足で顧客を訪問し、経営者と話し、

成長性を見極めて融資をするなんて前世紀の遺物。

いまは決算書をコンピュータに打ち込むと点数が出てきて、

いくらまでなら貸せる、と決まる。

いつからか銀行マンとは、「企業から決算書をもらってきて打ち込む人」、

を意味するようになりました。

しかし、その方は違っていた。

たぶん上の采配なんだと思いますが、

担当者にミスがあったので謝罪同行で来社。

わたしと話し、当社のようすを見て、ピンと来たようです。

当時はまだ当社もスコアリングがよくなかったので、

担当者判断は2,000万円からの増額はゼロだったのですが、

彼は一気に1億8,000万円への増額を決定。

スコアリングを根拠にしぶる本部を説得して、実行させました。

当社はというと、年商で9億円→12億円→15億円→18億円と

急成長し、今期は20億円越えが確実に。

あのお金がなかったら、資金繰りが苦しいなか

先行して人を増やしたり、オフィスを拡張したり、

サーバ類を買い増したりなんて、できなかったでしょう。

当社の成長は、彼のおかげでもある。

そして彼はこの春転勤。

自宅のある地元支店へ。

年齢的に最後の転勤だろう、とのことでした。

お役目を果たしたら、また別の場所で、次のお役目へ。

粛々と、たのしみながら、自分の役割を果たしていく。

人生というものを見た気がしました。